愛知県での勉強会講師に呼ばれたときのことです。
新幹線こだま号に乗り豊橋駅で下車することになっていました。前日深夜遅くまでレジュメ作りをしていて寝不足でした。
浜松駅を通過し『あと10分で着くな』と思ったところまでは覚えているのですが、その後寝てしまったのです。
そして発車のベルの音で気づいたときにはすでに時遅し。
豊橋駅を発車した直後だったのです。
『しまったー!寝過したー!』
体中の毛穴という毛穴が開いたような感覚におそわれました。
結局次の三河安城駅で下車し、急いでタクシーに乗り会場に向かいました。
会場に着いたのは講義開始のわずか2分前。
何とか時間には間に合いましたが、控え室に入る時間も、ましてやお茶を飲む時間もなく、その足で会場のホールに息をきらせながら行き、すぐに講義を開始したのです。
しかしながら、間に合ったとはいえ関係者に大変なご迷惑をかけてしまったことに変わりはありません。
私は昔から何故だか時間に厳しく、生まれてこのかた遅刻というものをした記憶がありません。
遅刻するくらいなら休んだほうがいいという考えの持ち主です。
そんな私ですので、寝過したと分かったときの衝撃は今でも忘れられません。
これ以降鉄道で移動する場合、終点で降りる場合を除き、時計や携帯などで下車する時間の少し前に時間を合わせてアラームが鳴るようにしています。
講師にとって遅刻は絶対厳禁。余裕を持って会場入りすることが自分にとっても関係者にとっても大切なのは言うまでもありません。
〈移動手段についての私見〉
移動手段としては、飛行機、鉄道、車など色々ありますが、自分が一番リラックスできる手段を選ぶのがいいでしょう。
私は読書が好きなので、北海道や九州などのかなり遠方の場合を除き、新幹線で本をゆっくり読みながら移動しています。
ただ注意しなければいけないのが〈天候〉です。
特に台風が近づいている場合、飛行機での移動を予定しているときは、余程注意しないと当日になって〈欠航〉になるケースが頻繁にあります。
雪が降る冬場の寒冷地への移動も同様です。
今のところ地球上で一般人が移動する最速の方法は飛行機ですから、飛行機がダメなら他のどんな手段をとっても時間内に到着できないということになりますので、気象情報をまめにチェックし「危ない」と判断したら、前日に鉄道を使って早目に目的地に入っておくことが賢明です。
ちなみに私もそういう経験が一度あります。
鉄道でも人身事故等でダイヤが乱れることがありますので、いずれにしても目的地には余程の場合がないかぎり、ギリギリではなく余裕をもって入ることが大切です。 |