私が人前での話し方について一番勉強になったのが、シンガーソングライターのさだまさしさんのMC（トーク）です。
一般的には、落語が参考になると言われます。
確かに落語家は話（噺）のプロですから、上手いです。
ですが、私は落語はほとんど聴きません。
それに、落語と講義はあまり相性がよくないと思っています。
漫談のようなフランクな形のトークのほうが、講義と似ています。
私は、さだまさしさんのコンサート中のMC（トーク）がすごく好きで、よく聴きました。
さだまさしさんほど、トークの上手い歌手はいないでしょう。
それは、高校・大学と落語研究会に所属していたのが関係しているでしょう。
さだまさしさん本人は「人生は明るく、歌は暗く」がモットーということで、通常3時間のコンサートで、1時間はMC（トーク）、ときには歌よりMC（トーク）のほうが長くなることもあるくらいです。
また、歌ではなくMC（トーク）だけを集めたアルバムも多数発売されています。
YouTubeでさだまさしさんのトークの動画を探したのですが、若い頃の動画が幾つかあっただけでした。
さだまさしさんは現在61歳（2013年現在）ですが、個人的には40歳以降の円熟したトークが好きなのですが、↓若い頃のトークも流石という感じです。
是非一度ご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=SXdDAbaxE8I
「甲子園でアリスと」
↑9分弱の話ですが、以下の特徴があります。
・明るい（笑顔）
・ジェスチャーが多い
・自分の体験談を話している
・自分の失敗談をメインにしている
・オチがある
本当に話が上手い。
講師の参考になると思います。
さだまさしさんのMC（トーク）で好きな話は幾つもあります。
「父さんとポチ」「エレクトーン「ハイ!」事件」「博多のホテルのボヤ事件」「新幹線の車掌さんの退職の日」等々。
私はMC（トーク）だけを集めたアルバムをよく聴いています。
お勧めは↓「さだまさしトークベスト」ですね。
 
さだまさしトークベスト |
