●基本を守ろう
披露宴冒頭の媒酌人スピーチは、会場の雰囲気を和ませ、列席者を披露宴になじませる重要な役目があります。
そこであまり奇をてらったものはなるべく避け、基本にそった内容を心がけましょう。
だからといって、例文をそのまま使うのではなく、例文をベースにして自分の言葉を入れるように工夫することが大切です。
もう一点大切なことは、新郎新婦やその家族と事前に打ち合わせをするということです。
必要な知識や情報を得ることとともに、この結婚に関する新郎新婦や家族の思いをスピーチに反映させるために必要です。
●基本的構成要素
1,時候のあいさつ、列席者へのお礼
時候のあいさつは省略しても構いません。媒酌人は主催者側なので、列席者への感謝の言葉、お礼を述べます。
2,自己紹介
自分の立場、新郎または新婦との関係、媒酌人になった経緯などを述べます。なるべく簡潔にしましょう。
3,挙式報告
列席者への挙式報告は媒酌人の義務なので必ず述べます。
4,新郎新婦の紹介
これも絶対欠かせないことです。新郎新婦の経歴、人柄、趣味、両親や家族のことなどを述べます。
5,馴れ初め、結婚までのいきさつの紹介
簡潔に具体的エピソードをまじえて話しましょう。
6,はなむけの言葉、激励
媒酌人として二人を激励しましょう。
7,支援のお願い
新郎新婦に対するこれからの支援・力添えを列席者にお願いします。
8,結びの言葉
説明が足りなかった部分などの補足など、全体を締めくくります。
●長いスピーチは避けよう
媒酌人スピーチは長くても5分以内にまとめるのが適当です。
10分を超えるような長いスピーチは嫌われます。
事前にしっかり話をまとめ、何分で話終わることができるか練習し確認しましょう。 |