▲佐渡金山
マルコ・ポーロが書いたアジア諸国で見聞した旅行記「東方見聞録」の中で、日本を「黄金の国ジパング」と評しました。
このマルコ・ポーロが書いた「黄金の国ジパング」の黄金とは、奥州(岩手県)平泉の中尊寺金色堂がモデルになっているとされています。
当時の奥州は莫大な金を産出していました。
日本には昔も今も、世界に誇る金山が存在します。
最も有名な金山は、新潟県の佐渡金山(さどきんざん)でしょう。
採掘中止された1989年までの383年間で採掘された金は約83トンで、当時世界一でした。
そして今現在も日本には世界一の金山が稼働しています。
それが、鹿児島県の菱刈鉱山(ひしかりこうざん)です。
菱刈鉱山は、1985年から採掘が始まった新しい鉱山ですが、推定の金埋蔵量はなんと250トンとされ、この量はは国内の他の主要金山全てを合計したものを上回る規模なのです。
さらに驚きなのは、普通の鉱山では1トンから約4〜5グラム程度しか金は採掘されませんが、菱刈鉱山では鉱石1トン当たり約50グラムの金が採掘される世界最高水準の鉱山です。
菱刈鉱山は、埋蔵量が多く高品位という世界で最も質が良い金山なのです。
まさしく、日本は「黄金の国ジパング」と言って過言ではないのです。
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