▲にほん？にっぽん？


日本を発音するとき「にほん」の場合もあれば、「にっぽん」の場合もあります。

「○○日本一」という場合、多くは「にほんいち」と言いますが、「にっぽんいち」とは言いません。
ところがオリンピックなどで日本チームを応援する場合は、「がんばれにっぽん」と言いますが、「がんばれにほん」とは言いません。
「日本銀行」は、紙幣には「NIPPON　GINKO」となっているにも関わらず、テレビのニュースなどでは「にほんぎんこう」と読まれることがあります。

では、「にほん」と「にっぽん」、どちらが正しい発音なのでしょうか？
実は、「日本」の読み方は正式には決まっていないのです。

これは国会での日本政府の回答で、「日本」の正式な読み方をどちらか一方には定めておらずどちらの読みでもいい、としています。

では実際のところ、どちらの読み方をすることが多いのでしょうか？
少し古いデータですが、2003年にNHK放送文化研究所が行った調査によると、「にほん」が61％で「にっぽん」が37％という結果になりました。