▲青の洞門
大分県中津市にある「青の洞門(あおのどうもん)」は、諸国遍歴の旅の途中だった禅海和尚というお坊さんが、石工たちを雇ってノミと槌だけで30年かけて掘ったとされています。
トンネル部分は約144mです。
第1期工事が完成したのが1750年(寛延3年)で、最終的に開通したのは1763年(宝暦13年)です。
1750年(寛延3年)の第1期工事の完成後、資金を集めるために通行人から人4文、牛馬8文の通行料を徴収したことから、日本最古の有料道路といわれています。
また一説には、鉄道用ではなく人が通ることを目的としたトンネルとしては日本最古のトンネルともいわれています。
「青の洞門」は、菊池寛の小説「恩讐の彼方に」の題材になったことでも有名です。
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