▲南鳥島
日本には時差はないので、北海道でも沖縄県でも時間は同じです。
ですが、経度の差があるため、東端と西端では日の出に時間がかなり違っています。
太陽は東から昇ってきますので、単純に東に行けば行くほど日の出は早くなります。
では、日本の中で日の出が最も早くのはどこなのか?
それは日本の最東端の南鳥島(みなみとりしま)です。
初日の出の時刻は、午前5時27分です(2017年)。
南鳥島は、東経約154度、北緯約24度にあり、人は定住していません。
では、離島を除いた本土で最も東に位置しているのはどこか?
それは北海道の納沙布岬(のさっぷみさき)です。
しかし、本土で日の出が最も早いのは、納沙布岬ではありません。
日の出が一番早いのは、富士山山頂です。
日の出の時刻は、午前6時42分です(2017年)。
山を除くと日の出が一番早いのは、北海道でも東北でもなく、千葉県の犬吠埼(いぬぼうさき)です。
日の出の時刻は、午前6時46分です(2017年)。
何故北海道でも東北でもなく、千葉県が日の出が一番早いのか?
それは、地軸の傾きが関係していて、冬は南東に行けば行くほど日の出が早くなります。
納沙布岬のほうが犬吠埼より東にありますが、犬吠埼のほうが納沙布岬より南にあるため、納沙布岬より日の出時刻は早くなるのです。
逆に日の出が最も遅いのは、日本最西端の与那国島(よなぐにじま)で7時32分で、南鳥島と比べると2時間以上も遅くなります。
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