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日本のは「三途の川」が実在する

群馬県甘楽郡甘楽町を流れる三途の川
▲群馬県甘楽郡甘楽町を流れる三途の川



三途の川(さんずのかわ)は、一般的には死後7日目に冥土の閻魔庁へ行く途中で渡るとされるあの世とこの世の境目にあるとされる川のこと。
三途とは、餓鬼道・畜生道・地獄道を意味します。
生死の境をさまよった人は、川の向こう岸で亡くなったおじいちゃんやおばあちゃんが手を振っていたということが、まことしやかに語られていたことから伝承されたものと考えられます。

伝承上の三途の川ではなく、日本には実際の三途の川(三途川)が実在します。
しかも1つではありません。

まずは、
群馬県甘楽郡甘楽町を流れる三途の川。
この川を三途の川と名づけたのは、奈良時代の僧・行基です。
現在は小河川(さんずがわ)と呼ばれています。

他にも、
千葉県長生郡長南町、宮城県刈田郡蔵王町、青森県むつ市、秋田県湯沢市にも三途の川があります。

なお、宮城県刈田郡蔵王町、青森県むつ市の三途の川の近くには「賽の河原」もあり、いかにもあの世とこの世の境目という雰囲気を醸し出しています。


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