今では国民食と言っても過言ではないほど日本人に親しまれているラーメン。
そのラーメンを日本で最初に食べた人は、水戸黄門こと徳川光圀です。
▲徳川光圀
明の儒学者・朱舜水が献上した中華麺をもとに麺の作り方や味のつけ方を教えてもらい、徳川光圀はこれを自分の特技としてうどんを作りました。
汁のだしは朱舜水を介して長崎から輸入される中国の乾燥させた豚肉からとり、薬味にはニラ、ラッキョウ、ネギ、ニンニク、ハジカミなどのいわゆる五辛を使っています。
つまり現在でいうラーメンです。
徳川光圀は、この自製うどんに「後楽うどん」という名をつけました。
徳川光圀がラーメンを食べたことについていは、「※日乗上人日記」に記述されています。
また、徳川光圀はラーメン以外にも、餃子、チーズ、牛乳、牛乳酒、黒豆納豆なども日本で最初に食べたとされています。
※日乗上人日記
(1697年6月16日、徳川光圀が朱舜水から伝授された麺を自ら作り、家臣に振舞ったと記録されています) |