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日本の貨幣はどちらが表でどちらが裏?

日本の貨幣はどちらが表でどちらが裏?
▲100円硬貨


日本では何かを決めるときに、じゃんけんで決めることが多いですが、海外などの映画を観ているとコイントス(コインを投げて裏表で物事を決めること)の場面をよく見かけます。
他にはサッカーの試合で、攻める方向とキックオフをするチームをコイントスで決定します。

では、日本の硬貨の場合、どちらが表でどちらが裏なのでしょうか?
法律ではどちらが表か裏かは決まっていません。

上の100円硬貨、どちらが表でしょうか?
おそらく多くの人が、「100」という金額や製造年が刻まれている右側が表だと思っているでしょう。
しかし、実は左側の桜が刻まれているほうが表なのです。
正確には、
金額と製造年銘が入っているほうが裏です。

では何故そうなったのか?
第二次世界大戦前までは、硬貨に天皇家の象徴の「菊の紋章」が使われた硬貨が多く、その面が表で金額や年が刻まれている面が裏とされていました。
終戦後、「菊の紋章」が使われなくなりましたが、硬貨の表裏については明文化されていないことから裏表が特定できなくなりましたが、「菊の紋章」が使われていた頃の名残で、金額と年銘のある側を裏としているのです。

詳細は、造幣局公式サイト(http://www.mint.go.jp/faq_coin)をご参照下さい。


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