スピーチを始める前に使うテクニックです。
演台に立ちます。
挨拶をします。
普通はこの後すぐにスピーチを始めるわけですが、すぐに話を始めずに目の前にある物を動かすのです。
これが、ムーブ・テクニックです。
例えば、
・水差しから水をコップに注ぎ、水を飲む。
・マイクの位置を変える
・ホワイトボードの位置や角度を変える
・上着を脱いでYシャツを腕まくりする
・腕時計をはずして演台に置く
私は、上着を脱ぐことと、ホワイトボードの位置をよく変えます。
ムーブ・テクニックには、聴講者に「この場をコントロールするのは私(講師)である」ということを、心理的(潜在意識)に働きかける効果があります。
最初に身の回りの物を動かす(コントロール)することで、聴講者の意識をコントロールするテクニックです。
ポイントは、講義を始める前にやることです。
スピーチの途中でやっても効果はありません。 |