スピーチにレジュメは不可欠です。
しかし、実際スピーチをするときに、レジュメに依存してはいけません。
スピーチ当日は、どこまでもレジュメは「保険」だということを認識して頂きたいと思います。
下手な講師、経験が少ない講師はレジュメに依存して、まるで朗読のようなスピーチをする人がいます。
これは絶対に避けなくてはいけないスピーチです。
朗読のような、棒読みのようなスピーチは、ほとんどの聴講者が寝てしまいます。
また、下を向きがちな講師は、「自信がない講師」「未熟な講師」というレッテルを貼られてしまい、話す内容に説得力がまったくなくなります。
レジュメの内容は暗記しなくてはいけません。
ですから、実際のスピーチでは一度もレジュメに目を落とさないくらいにならなくては、一人前の講師とは呼べません。
経験が少ないうちは、レジュメを一度も見ないというのは難しいでしょうが、だんだんとレジュメを見ないで、ずっと前を見て話せるようになっていきましょう。
ただし、レジュメはあったほうが断然いいです。
それは、レジュメのあるなしは心理的に大きな影響を及ぼすからです。
もし話の内容を忘れた場合でもレジュメがあれば思い出せますし、話がそれたとしてもレジュメを見れば元に戻ることができます。
レジュメは「保険」です。 |