緊張しないテクニック「味方を見つける」で聴講者の中から味方をみつけることの重要性を述べました。
それを発展させ、視線で味方を増やしていく方法があります。
視線だけで味方を増やしていくためには、絶対条件があります。
それは、「講師が聴講者から信頼されている」場合です。
もっと具体的に言えば、「この講師は凄い」とか「この講師は立派だ」というように、聴講者から一目置かれる必要性があります。
つまり聴講者より講師のほうが立場が上の場合にのみ有効な方法が、「視線で味方を増やす」テクニックです。
ですから著名人・有名人の講師にとって大変有効なテクニックなのです。
では無名の講師は使えないのかといえばそうとも言えません。
スピーチ中に信頼されればいいのです。
この場合は、スピーチの中盤以降に有効になりますので、前半は使わないようにします。
聴講者から信頼されている講師の場合、スピーチ中に聴講者の一人に的を絞り、何度かじっと目を見て話します。
するとその聴講者は「講師と目がよく合う」というだけで講師に親近感がわき、かつ好感を持つようになるのです。
これを何人かに対して使うのが、視線で味方を増やすテクニックです。 |