講師の声が聴き取りにくいスピーチは、聴講者にとって苦痛以外のなにものでもありません。
この傾向は経験が少ない講師に多く見られます。
それは経験不足により、どの程度の声を出せば聴講者に届くかということを実感できていないということもあるかもしれません。
ですが一番の原因は、「自信」がないことにより、声が小さくなってしまうからです。
ではただ闇雲に大きな声を出せばいいのかというとそれも違います。
ほとんどの場合マイクを使用しますので、やたらと大きな声は、聴こえない声同様聴講者にとって苦痛になります。
会場の大きさや聴講者の数等を考慮して、声の大きさを調節することが大切です。
声の大きさと共に大切なのはトーンです。
暗いトーンは嫌われます。
極力明るいトーンを心がけましょう。
もちろん話すときは極力笑顔を心がけることも大切です。
また滑舌が悪いと聴き取りにくくなりますので、ハキハキと歯切れよく話すことを注意しましょう。
聴講者に好感を持たれる声を出すためには、「姿勢を正して腹式呼吸」を心がけることです。
これが発声の基本です。
最初は難しいでしょうが、練習をすることで身につけることができますので、声に自信がない人は「姿勢を正す」「腹式呼吸」この2点を心がけて練習しましょう。 |