「板場百回」という言葉、ご存じでしょうか?
この言葉は、落語の世界の言葉です。
落語家は、寄席の高座にあがる前に、板の間で同じ噺を100回練習することで、ようやくお客様の前で噺ができるという意味なのです。
管理人は新しいスピーチをする際には、繰り返し練習します。
レジュメを作りながら、声に出し内容を確認する。
そして修正しまた声に出す。
この作業を何回も繰り返し、レジュメを完成させます。
その後、全体を通して声に出して確認し、必要があれば最終的に修正します。
そうして完成したレジュメをもとに、何度も何度も練習します。
何故繰り返し練習するのか?
その理由は幾つもあります。
まず、内容を完全に頭に入れてしまい、レジュメを見なくても1時間、2時間話せるようにする。
それが大きな理由です。
レジュメを見ないと話せない状態では、聴講者の心にまで響かせることは難しいのです。
内容を完全に把握する、表現を変えれば、「血肉となる」状態にまで落とし込むことが大切です。
次に、練習を繰り返すことで自信と余裕が生まれます。
その自信と余裕は緊張対策に有効です。
『自分はこれだけやった!』という自信は『これだけやって緊張するなら仕方がない』という、良い意味での開き直りにつながります。
初めから話の上手な人はいません。
数多く練習することが話が上手くなる第一歩です。
繰り返し練習しましょう。 |