スピーチに手っ取り早く説得力をもたせるには、数字を示すことです。
そして数字は単独で示すより、比較して示すと効果が倍増します。
例えば失業率について、『現在失業率が増加しています』と言ってもイメージがわきません。
そこで、先月の完全失業率は「5,2%」と、数字を示すとイメージすることができます。
ですが、これだけでは増えているという実感は持てません。
ところが、「3ヵ月前の完全失業率は4,8%、2ヵ月前は5,0%、1ヵ月前は5,2%」と数字を比較できるように示すと、明確にイメージすることができます。
つまり、話の内容に説得力が増すのです。
数字は比較して初めて、その効果を発揮するのです。
数字を上手に使うことができると、スピーチの幅が大きく広がります。
講師経験が少ないときは、特に数字を活用しましょう。 |