学ぶの語源は「真似ぶ」です。
つまり物事の上達の要諦は、真似をすることから始まります。
これをモデリング(観察学習)といいます。
そこで自分のスピーチのお手本になるような講師を探しましょう。
自分の身の回りにモデリングできそうな講師がいればベストです。
その人の講義を繰り返し拝聴し、じっくり観察しましょう。
「表情」「姿勢」「歩き方」「服装」「話し方」「声」「視線」「話の構成」等々。
何が普通の講師と違うのか、そこをしっかりと見抜くようにします。
私の場合幸いなことに、尊敬すべき講師が上司にいましたので、その”技”を幾つも盗むことができました。
もし身近にモデリングできそうな講師がいない場合は、有名講師の講演会に自腹をきって参加することをおすすめします。
私は今までにかなりの数の講演会に参加しています。
年間数百回の講演をしているような有名講師でも、はっきいって「下手」な人もいました。
反対に感動するようなそれは見事な講演に参加したこともあります。
そういう中からモデリングする講師を見つけるようにするといいでしょう。
真似から入り、やがて自分オリジナルの形をつくり上げるのが、上達の近道かもしれません。 |