敬語はなかなか難しいものです。
ですが、社会人として敬語を使いこなすのは当然です。
ましてや、講師がスピーチ中に敬語の使い方を間違えるのは、講師としての信用をなくしかねませんので注意が必要です。
敬語には、「尊敬語」と「謙譲語」「丁寧語」「美化語」などがあります。
特に間違えやすいのが、「尊敬語」と「謙譲語」です。
例えば、「行く」ということを例にとると、相手に敬意を払うために「尊敬語」を使う場合、「○○様がいらっしゃる」と言うところを、「○○様がまいった」というのは明らかな誤用ということになります。
ちょっとした言い間違いで、聴講者に不信感を抱かせる結果になりますから、敬語は正しく使いたいものです。
そこで、敬語の簡単な用例を記述しておきますので、参考にして下さい。
対象語 |
尊敬語 |
謙譲語 |
丁寧語 |
する |
なさる |
いたす |
します |
いる |
いらっしゃる
おいでになる |
おる |
います |
行く |
いらっしゃる
おいでになる |
参る |
行きます |
来る |
いらっしゃる
お見えになる
お越しになる
おいでになる |
参る
伺う |
来ます |
会う |
会われる
お会いになる |
お会いする
お目にかかる |
会います |
言う |
おっしゃる
お話しになる |
申す
申し上げる |
言います |
見る |
ご覧になる |
拝見する
見せていただく |
見ます |
食べる |
召し上がる
お召し上がりになる |
いただく
ちょうだいする |
食べます |
あげる |
賜る
くださる |
差し上げる |
あげます |
もらう |
お受けになる |
頂戴する
いただく |
もらいます |
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