よくある間違いが、あれもこれも話そうと、様々な話題を盛り込み過ぎて、話が終わったときに結局何を言いたかったのかさっぱり分からないというスピーチになってしまうことです。
これは講師初心者によくありがちな”考え違い”です。
1回のスピーチで本当に伝えたいことが何なのか、その「主題」をスピーチの前にはっきり整理しておきましょう。
その「たった一つ」のことさえしっかり理解してもらえばいいのです。
1時間のスピーチで幾つも伝えようとしてはいけません。
一つの大きな「主題」「テーマ」から決して逸脱しないように構成を考え、途中多少論点がズレたとしても、その大きな流れからそれないようにしなくてもいけません。
とくにベテランの講師なら、脱線しても元に戻せますが、経験が浅い講師にはとても難しいので、避けた方がいいでしょう。
1回のスピーチつまり「一時」に一つの主題を伝える「一事」、これがスピーチの原則です。 |