人は緊張すると、心も体も硬直してしまうものです。
不安感、恐怖感が強くなると理性の働きが悪くなります。
その硬くなった心身のままでは、円滑に話ができないのは自明の理です。
理性を失ったままでは話はできません。
そこで、理性の働きを取り戻し、あがり症を防止するテクニックをご紹介させて頂きます。
人前に出た際、すぐに話始めるのではなく、一旦間を置いて何かの動きをします。
具体的には、腕時計をはずして演台に置く、上着(スーツ)を脱ぐ、Yシャツを腕まくりする、マイクスタンドの高さを調節する、水を飲む、ホワイトボードの位置を変える等々。
いきなり話始めずに何かを動作をすると、その動作に集中することになるので、落ち着きを取り戻すことができるのです。
また、話を聴いている人達に自信がありそうな印象を与えることができる効果もあります。
ただし、あまりに緊張し過ぎると、水を飲もうとした手がブルブル震えて満足に水が飲めなかったりすると逆効果になり、さらに緊張に拍車がかかってしまうことになりますし、聴いている人達からも『あの人すごく緊張しているな』と思われるとこれも逆効果になりますから注意が必要です。
もし手が震えている、手が震えそうと思ったら、上着を脱ぐ、ホワイトボードの位置を変えるなどの手が震えても大丈夫な動作をするようにしましょう。 |