「手のひらに「人」という字を3回書いて飲み込む」という方法と並び古典的なあがり症防止テクニックが、この「人をジャガイモやカボチャだと思うようにする」でしょう。
人前で話をする場合、話を聴いている聴講者・お客・観衆の存在、目を気にし過ぎることなく、話を聴いている人はジャガイモやカボチャだと思って気楽にやりなさい、という方法です。
「人をジャガイモやカボチャだと思うようにする」は、やり方により効果に大きな差が出るでしょう。
単なる「気休め」と思うか、それともあがり症防止の具体的なテクニックと捉えるかで差が生じます。
ですからやる場合は、実際に人前に出て話をする前のイメージトレーニングの段階から、話を聴いて人をジャガイモやカボチャとしてイメージすることが大切ですし、実際に人前で話をするときにも、話を聴いている人をジャガイモやカボチャと強くイメージしてなら話し始めるようにします。
この「人をジャガイモやカボチャだと思うようにする」というやり方は、話を聴いている人に飲み込まれる、気圧されることを防ぎ、逆に相手を見下す(悪い意味ではなく)位に精神的優位に立って話をするというテクニックの一つです。
人だと思うから緊張するので、人ではなくジャガイモやカボチャが並んでいるだけだと自分に言い聞かせ、さらに本当にジャガイモやカボチャが並んでいるとイメージしながら話をするようにしましょう。 |