話が下手な人の典型的な例が、あれもこれも話そうとして結局何を言いたいのか分からない、ということです。
そして、あれもこれも話そうとして自分でも何を話しているのか分からなくなりパニックのようになり、アガってしまうという人がいます。
また、事前に人前で話をすることが決まっている場合でも、話す内容を幾つも用意する人がいます。
話慣れているならいいですが、あまり慣れていない、得意ではないのなら、話す内容は絞るほうが賢明です。
スピーチの基本は、1回の話で話す内容の主題は一つというのが原則です。
話が得意ではない人は、特にこれを徹底することです。
一つであれば、あまり話すことがプレッシャーにならず話せるものです。
逆にあれこれ話そうとするからパニックになったり、過度に緊張するのです。
また、なるべく短いセンテンスで話すことも大切です。
言葉は短いほうが人の記憶に残りますし、何より短い言葉のほうが緊張せずに話ができるものです。
披露宴などのスピーチでも、あれもこれも話そうとせず、短く人の記憶に残るフレーズを使うようにしましょう。
3分も5分も話さなくても、1分でも気の利いたスピーチはできます。
主題を一つに絞り、短く話しましょう。 |