「人前で話をする」と一口に言いますが、大きく分けて、「自分がしたい話をする」場合と、「人からさせられる」場合とに大別できます。
「自分がしたい話をする」場合とは、自分の主張したいことなどを主体的に話すことです。
一方、「人からさせられる」場合とは、披露宴のスピーチや朝礼、各種行事の挨拶などです。
どちらが緊張するかと言えば、後者のほうです。
披露宴のスピーチや朝礼、各種行事の挨拶など「人からさせられる」場合は、余程の話好きでないかぎり、自分からはできればやりたくないケースです。
このパターンは、誰でもアガりやすいものです。
ところが、自分の主張したいことなどを主体的に話す「自分がしたい話をする」場合は、あまりアガらないで話ができるものなのです。
そこで、「人からさせられる」場合は、できるだけ自分が興味がある、好きな話に転化していくのが効果的です。 趣味・特技を掘り下げましょう。
例えば、会社の朝礼でスピーチすることになったとします。
仮にプラモデル作りが趣味ということであれば、その自分が好きなことにかけて話をするようにします。
『私はプラモデル作りが趣味で、一度作り始めると食事もせずに何時間でもできます。 自分でも驚く位の集中力です。
〜プラモデル作りのエピソード〜
やはり好きなことだと苦にならないのでしょう。
ところが仕事になるとどうしても集中力がもたない。
そこで、私は仕事を好きになることにしました。
その結果、仕事にも集中できるようになったのです。』
自分が興味があること、好きなことなら何時間でも話せるということなら、そのことを話の中に入れることで無用な緊張を和らげることができます。 |