あがり症の方は、人前に出るとその瞬間、手足がぶるぶる震え、声も震え上ずってしまいます。
特に、手足がぶるぶる震えていると、「緊張している」と自分でも自覚するようになり、さらに緊張感が高まって、さらに手足が震えるという完全な悪循環に陥ってしまうものです。
そこで、手足、体の震えをおさえることで、緊張をおさえる方法をご紹介します。
人前に出た、その結果「体が震えている」「足が震えてぐらぐらする」「レジュメやマイクを持つ手が震えている」と感じたときにやる、体の震えをおさえるテクニックです。
そのテクニックは、演台などに手や体をつけて、体を固定し安定させるようにすることです。
ただし、これは演台やテーブルが前にある場合のみに使えるテクニックです。
本来、スピーチの原則としては、演台に手をついて話をすることはあまり好ましいものではありません。
ですが、体が震えて仕方がないという非常事態では、そんなことを言ってはいられません。
まずは、体の震えをおさえることが先決です。
体が震えているときは、演台に手をついて体を固定しましょう。
また、手ではなく、体を演台に押しつけて体を固定するのも有効です。
体を固定することで、体の震えがとまればこっちのもの。
「体の震えが止まった」という安心感から、落ち着いて話ができるようになるでしょう。
ですから、スピーチをする場合などは、できるだけ自分の前に演台を置くようにしましょう。
また、自分の前に演台があると、足が震えていても聴講者から見えないので、一石二鳥です。 |