あがり症の人にとって、人前で話をしなければならない状況になったときのストレスは想像以上のものです。
あがり症ではない人や、そもそも大勢の人前で話をする機会がない人からの精神論などは、気休めになるどころか逆効果になる場合すらあります。
そこで、あがり症を体の面から解決する方法として「ツボを押す」テクニックをご紹介させて頂きます。
一般的にあまり知られていないですが、実はあがり症に効くツボがあると言われています。
それが「合谷(ごうこく)」「神門(しんもん)」「内関(ないかん)」の3つのツボです。
この3つのツボは、緊張を緩和させる、緊張を和らげる効果があるとされています。
それぞれについて簡単にご説明させて頂きます。
●合谷(ごうこく)
場所:親指と人さし指の間の水かき部分の上あたりです。
様々な心身症状にも効果があるとされています。
●神門(しんもん)
場所:手首の関節の小指寄りの端あたりです。
心臓と関係が深く、動悸、息切れなど緊張症状を緩和するとされています。
●内関(ないかん)
場所:手のひら側の腕の中央の手首の曲がり目から指2本分ひじ寄りあたりです。
動悸、イライラなどを鎮めるとされています。
この3つのツボはいずれも手にありますので、緊張しそうだと感じたら、周りに分からないように押すことができます。
1つだけでもいいですが、できれば3つを順番に、あまり強すぎることなくギュッと3秒程度押すようにしましょう。
他にも、精神安定の効果があるツボとして、手のひら真ん中の「労宮(ろうきゅう)」もあります。 |