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レジュメ作成マニュアル

あなたはコロンボ?それともポアロ?で〈前結法〉を〈3段階法〉でレジュメを作成していくことがいいでしょう、ということを述べました。
そこでこの項では、具体的にレジュメ作成の方法を順を追ってみていきましょう。


1,タイトルを決める


一つのスピーチで複数のことを伝えようとしてはいけません。

「一時一事」が原則です。
特に慣れない頃は、幾つものことを話そうとした挙句、終わったときに結局何を言いたかったのか分からなかったという場合がありますので、気をつけましょう。

事前にタイトル・テーマが決まっており『このタイトルでお願いします』と依頼される場合もありますが、それはあくまで大枠であって、細かな内容に関しては講師に委ねられる場合がほとんどですから、まず何を伝えたいのか、何を理解してほしいのか、そこから考えを掘り起こしてタイトルを決めましょう。


2,話したいことを箇条書きに書き出す :〈本論〉

タイトル・テーマが決まったら、A4程度の紙を数枚用意し、話したいことを無作為に箇条書きで書き出していきます。
ここでは長い文章ではなく、キーワードとなるフレーズを中心に書いていきます。


3,箇条書きしたものをグループに分ける :〈本論〉

話したいことを箇条書きで無作為に書き出したら、次に同じような内容ごとにグループ分けします。
話す内容や話す時間にもよりますが、5〜10ほどのグループに分けます。


4,順番を決める :〈本論〉

話したいことを箇条書きで書き出し、同じような内容をグループ分けできたら、次に順番を決めます。ここで厳密に順番を決める必要はありません。
だいたいで十分です。


5,グループごとに内容を書いていく :〈本論〉

ある程度の話す順番が決まったら、グループごとに話す内容を書いていきます。
ここでは文法や字の間違いなどの細かなことにこだわらず、伝えたいこと、話したいことをザックリと書いていきます。


6,話をふくらませる(数字・例題) :〈本論〉

話す内容が書けたところで、より詳しく分かりやすくするために、例題やデータを入れ込んでいきます。
数字の間違いは禁物ですから、間違いのないようによく調べることが大切です。

ある程度完成したら、今度は板書する言葉も決めていきます。板書する言葉は、聴講者に理解してほしいこと、自分が大切だと思うことなどです。
体験談(失敗談)もここで加えます。


7,ラスト5分間を考える :〈結論〉

5,までのところで本論の主要部分が決まりましたので、次にその本論からつながるラスト5分間を考えます。
最後は印象深く余韻が残るような終わり方が理想的ですから、その点を気にしながら考えていきます。


8,スタート5分間を考える :〈序論〉

本論、結論が決まったところで、最後にスタート部分の5分間を考えます。
「最初の5分ですべては決まる」が原則ですから、聴講者の興味をひくような出だしを考えましょう。
なお6,と7,は順不同です。
先に7,を考えてから6,を考えても構いません。


9,声に出して練習する

序論、本論、結論とある程度のレジュメが出来たところで、実際に声に出して練習してみます。
この行程はとても大切です。
何故なら紙の上での文字と声に出した言葉とは似て非なるものだからです。実際声に出すことで、良い部分、悪い部分がはっきり浮かび上がってきます。


10,改善・修正する(9,10を繰り返す)

レジュメが出来、声に出して練習することにより、削るところ、付け加えるところ、課題、問題点が見えてきますので何回でも修正していきます。

特に流れやリズムに気をつけましょう。

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