「人前に出た直後、話をする前に軽い動作をする」は、実際人前に出た後にする体を動かすテクニックですが、人前に出る前の段階でする体を動かすあがり症防止テクニックがあります。
人は緊張すると、体が硬くなります。
そして体と心は繋がっていますから、気持ちもどんどん緊張感が増していきます。
体が硬いまま人前に出てしまえば、どうしても心も引っ張られ、アガってしまいます。
人前に出て話をする前、控室などで待っているときに、あがり症の人はどうしても本番のことを考えすぎてどんどん緊張感が増していきます。
すると、どんどん体も硬くなり、動きがなくなっていきます。
心も体も硬直していくわけです。
あがり症の人は肩こりになったりしますが、それは必要以上に体に力が入っているからです。
そこで、本番のことを忘れて思い切って体を動かすようにします。
運動するわけです。
背伸びするとか、ほんの数十秒で終わるような少ない動作ではありません。
数分間連続してできる運動がベストです。
お勧めなのは、ラジオ体操です。
ラジオ体操は、数分間継続して運動できますし、全身を万遍なく動かすことができますから、体のコリ、硬直をほぐすことができます。
数分間継続して体を動かしていると、余計なことを考えずに運動に集中することができますので、心理的にもリラックスできます。
もし数分間の時間がとれないようなら、幾つかの動作をやるようにします。
その際のポイントは、なるべく体を大きく動かすということと、体の力を抜くように意識することです。
緊張してきたと思ったら、体を動かしましょう。 |