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オープン・スタンス

オープン・スタンスとは、簡単に言えば、自分の体の前面を相手に向けること。
一方クローズド・スタンスとは、自分の体の背面を相手に向けることです。

これは、「オープン・ポジション」と同義です。

オープン・スタンスは、相手に自分から『私はあなたに心を開いていますよ』と身を持って示すことにより、相手が自分に心を開いてくれる効果があります。

そこで、このオープン・スタンスをスピーチでどう使うか。
私は2つの行動で使っています。

1,登場時
2,板書時



1,登場時

スピーチが始まる際、袖から演台に向かう聴講者に自分の姿を見せる時、その
最初の一歩目を聴講者から見て逆の足から出すようにします。
すると、自分の体の前面が聴講者側に向きますので、聴講者にオープンな心理的効果があります。

逆に、最初の一歩目を聴講者側の足から出すと、聴講者に自分の体の背面を向けることになり、聴講者との心理的な壁ができてしまいます。

ですから、最初の一歩目は、聴講者側の逆の足から出すようにします。


2,板書時

詳しくは、「ホワイトボードへの行き来は同一方向からにする」をご覧頂きたいと思いますが、
演台からホワイトボード(黒板)への板書の行き帰りの際に、背中を見せないようにします。

〈演台→ホワイトボード→演台〉の動きが一周ぐるっと回ったようになると、それはクローズド・スタンスとなりますのでやめましょう。

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